三菱食品、紹興酒のハイボール缶 ウオッカでコク

 

三菱食品の「ニイハオハイボール」はウオッカや香料でコクを出した

三菱食品紹興酒を使用したハイボール缶「ニイハオハイボール」を発売した。5年熟成した紹興酒ソーダで割り、ウオッカや香料でコクを出した。国内ではなじみの薄い紹興酒を家庭で手軽に楽しめる酒として定着させたい考えだ。

紹興酒特有の酸味のさわやかさとまろやかな甘みが特徴。中華料理や天ぷらなどの食事と共に飲用するシーンを想定する。同社は「これまで紹興酒になじみのなかった若者世代に手にとってもらいたい」としている。

容量は350ミリリットルで価格はオープンだが、店頭実勢は195円前後。全国のスーパーやコンビニエンスストア、ドラッグストアなどで販売する。

9月からは業務用向けに300ミリリットルの瓶製品をラインアップに加える。フタを開けてすぐ飲めるRTD(レディー・トゥー・ドリンク)商品の市場は成長が続いている。今後、希少な果汁を使用し旅行誌と協業するなどして新製品を開発する方針だ。